小川です。
今回は、結構過激なこと書きますね。
タイトルにもあるように「人狼ゲームで嫌われる人の特徴」を解説していきます。
我ながら、なかなかアグレッシブな切り口だと思います。でも、このブログを見てくださる方には、私の本音を伝えていきたいと思っています。
正直、人狼ゲームをしていると「あの人嫌だな」「あの人腹立つな」「あの人癇に障るな」という方が、一人や二人は出てくると思います(私だけでしょうか?心当たりありません?)
気持ちは、痛いほど理解できます。しかし、ちょっと待って頂きたいです。逆の立場になって考えたことはあるでしょうか?
こちらが相手に対して何かしらのレッテルを貼っているように、相手もこちらに対して何かしらのレッテルを貼っています。どうやら人間は、無意識に他者をカテゴリ分けして「あいつは●●なやつ」とラベリングするクセがあるようです。
例えば、
「あいつは良いやつだ」
「あいつは嫌なやつだ」
「あいつは頭がいい」
「あいつは頭が悪い」
みたいな感じですね。
もし他者から貼られるレッテルが良いイメージならいいですが、悪いレッテルを貼られている可能性も否定はできません。
もっと噛み砕いて言うと「人狼ゲームで無意識にやっている言動で嫌われているかもよ?」ってことです。
今回の内容は、私も自分に対して戒めの意味を込めて書いています。参考になれば嬉しい限りです。
見落とされがちな大前提の話
まず、人狼ゲームにおいての大前提の話をしますね。これが抜けていると、全てがズレてしまうという基本中の基本の話です。
それは、人狼ゲームが「人と関わるゲーム」だということです。自分一人だけいれば成立するゲームではありません。他のプレイヤーがいてくれて、初めて成立するゲームなのです。
こんなことを言うと
「何あたり前のこと言ってるんだよ」
と思われそうですね。
しかし、実際この大前提をおざなりにする人は、相当数いらっしゃるのではないでしょうか?
人狼ゲームは直接人が関わるからこそ、良い面もあれば、様々なトラブルに発展するリスクも秘めています。
せっかくですからトラブルなど無く、楽しくゲームを続けていきたいですよね。嫌われるなんて、できれば避けたいことだと思います。
しかし残念なことではありますが、人狼ゲームをやって嫌われてしまう人が一定数いるのも紛れもない事実なのです。
人狼ゲームで嫌われる人の特徴
では、人狼ゲームで嫌われる人と好かれる人の違いについて解説していきます。
ご自身のプレイスタイルと照らし合わせてみてください。
①すぐにキレる
嫌われる人の代表的な特徴と言えば「すぐにキレる」です。これは、多くの方に納得して頂けると思います。
すぐにキレる人は嫌われます。人狼ゲームに限らず、日常生活でも言えることです。
すぐキレる人は、感情の起伏が激しく、自分の意見が通らないとすぐに怒りの感情を表に出します。
「ふざけんな!」
「こんな村滅んでしまえ!」
「なんで分かんねーんだよ!」
「いや、そんなに怒らなくても…」と傍から見てて思うのですが、当の本人は怒りが収まらないようです。抑えきれない感情を他のプレイヤーにぶつけていきます。
キレている本人は気にしていないのかもしれませんが、キレられた側は恐怖心を覚えたり、反発心を抱いたりします。場合によっては、心をえぐられるくらい傷つく人もいます(私は豆腐メンタルなので基本傷つきます)
よほどのことがない限り、キレて言葉の暴力をぶつけてはいけませんよね。あたり前の話です。
でも、あたり前のことを徹底するって、すごく難しいことなのです。キレやすい人は、ぜひ注意して頂きたいです。
②口調がキツイ・圧をかける
次の嫌われる人の特徴は「口調がキツイ」「圧をかける」です。
人狼ゲームは議論をするゲームですから、少しくらい口調がキツくなることはあると思います。ゲームの性質上、ある程度は許容されると思っています。
しかし、中には必要以上に口調がキツくなったり、相手に圧をかける人もいます。
「●●は100%人狼」
「●●が本物な訳ないだろ」
「もうしゃべらないでいいから」
キツイ口調によって嫌な思いをした経験のある方は、実は結構多いです。私も経験がありますし、周りでも相当数いらっしゃいます。
言われた方は嫌な思いをするのですが、言った方は無自覚だったりします。「なんでそんなことで傷ついてるの?」という感覚なのだと思います。
この辺りの感覚のズレは、非常に難しい問題だと感じています。日常生活でも認識のズレは起こることですから。しかし、相手あってのゲームなのですから、最低限の配慮は必要だと思っています。
③ふてくされる
あまり見かけることはありませんが、ふてくされてゲームを放棄してしまう方もいます。自分の意見を聞いてもらえなかったり、納得のいかない議論展開になった時に、ふてくされる方が出てきます。
「もういいわ。自分は話さないので勝手に進めてください」
本人は不服な気持ちを抑えるために、あえて話さないという選択を取ったのでしょう。気持ちは理解できます。キレられるよりはずっと良いと思います。
ただ、一緒にゲームをしているプレイヤーは、その光景を見せられて良い気分にはなりません。感情をコントロールするのは難しいですが、できる限りマナーの良いプレイを心がける必要があります。
④嫌味や暴言を吐く
何度も人狼ゲームに参加していると、ゲーム中に嫌味や暴言を吐く人を見かけることがあります。
「そんなことも分からないのかよ」
「バカかよ」
「頭悪いな」
「ポンコツ過ぎだろ」
このように、明らかに相手に対して失礼な発言をする方もいます。
そのような方を見かけると「なぜ、わざわざそのようなことを言うのだろう?」と疑問に思います。
きっと言う側は、本人にとって大切な何かを守ろうとしているのです。プライドだったり、自尊心だったり。嫌味を言うことで、自分のメンタルを守っているわけです。
しかも本人は、正しいことを言っていると思っている場合が多いです。そのため、なぜ嫌われるのか理解していないことが多々あります。
⑤マウントを取りたがる
特に男性にあてはまる傾向が強いと思いますが、やたらとマウントを取りたがる人もいます。
「自分も分かっていた」
「自分だったらあの時こうした」
「自分の方がうまい」
「自分の方がすごい」
誰しも一度は「分かっていたのに負けた」という悔しい思いをしたことがあると思います。そんな時は、話したいことが沢山出てきますよね。気持ちは理解できます。
私もゲームが終わってから「分かっていたのに」と言ったことはあります。自分のプライドや自尊心を守るためにです。そして、周りの人から認めてほしいという承認欲求もあったのだと思います。
しかし、その度を越えてマウントを取ろうとする方もいます。はっきり言ってウザいです。いつも「俺が俺が俺が」「私が私が私が」と言われても、気分は良くならないのです。
マウントを取っている側は、一時的に気分が良くなっているのでしょうが、逆の立場になると「なんだこいつ」と思いますよね。
いくら人狼ゲームがうまいとしても、いつもマウントを取ろうとする人と同村したいと思う人は、一体どれだけいるでしょうか?
人間、不快感がある人とは一緒にいたいと思わないのです。
⑥他のプレイヤーの話を聞かない
中には自分の話ばかりして、人の話を聞かない方もいますよね。相手の話を聞かずに自分の話ばかりをするというのは、相手を不快にさせてしまう可能性が高くなります。
人狼ゲームは議論のゲームですから、話をすることも大切です。しかし、話すのと同じくらい聞くことも大切なゲームなのです。
人の意見を聞き、その意見から考えを修正したり、相手に対して響く話を組み立てる必要があるからです。相手の話を聞かないと、ゲームを進行していく上で自分が不利な立場に追い込まれることもあります。
人の話を聞かないのは、嫌われるリスクがあり、さらにゲームの進行的にも不利になる。デメリットが極めて大きいことは念頭に置いておきましょう。
⑦言葉の選び方が下手
嫌われるプレイヤーというのは、言葉の選び方が下手くそです。
例えば、こちらの言っていることが相手に伝わらなかったとします。その時、選択できる言葉は無数にあるはずなのに、咄嗟に相手が不快に感じてしまう言葉を選んでしまう方がいます。
「なんで分からないかな?普通分かるでしょ」
「どこが分からないか教えてもらえますか?もう一度説明しますので」
同じような場面でも、言葉の選び方で印象がガラリと変わりますよね。
他にも、
「●●が絶対に偽物!真切るわ!」
「●●さんの方が偽物要素が多いと思います。理由は・・・」
仮に真預言の立場だとして、言われてどちらが傷つくでしょうか?
別に言いたいことを我慢しろということではありません。完璧に言葉を選べる人もいないでしょう。
しかし、相手に伝える言葉は配慮する必要があると思います。言葉を選ばず、相手のことも考えずに思ったことを口にしていたら、相手を不快にさせてしまうのは当然のことです。
嫌われないために重要なこと
では、嫌われないプレイヤーになるためには、一体どんなことに気をつければいいのでしょうか?
2つポイントがありますので、解説していきますね。
伝え方
まず重要なのは「伝え方」です。同じ内容のことを話しても、ニュアンスや言葉選びによって相手に与える印象はガラリと変わります。
「伝え方」は非常に深いテーマです。書きたいことも山のようにあるので、また別記事で詳しく解説していく予定です。ですが、それだけではモヤモヤさせてしまうと思いますので、非常に大切なポイントを1つお伝えします。
これさえ守っていれば、嫌われるリスクをゴッソリ排除することができます。
そのポイントとは「真正面から相手を全面否定しないこと」です。
人は、否定されることを極端に嫌がります。
周りに
「否定されて嬉しい」
「否定されると気分が良くなる」
って言う人いますかね?きっといないと思います。少なくとも私は知りません。
否定された内容を真摯に受け止めて「次に活かそう」と前向きに捉える人はいても、否定されて嬉しくなる人は相当な変わり者か希少生物だと思います。
おそらく人間は本能的に拒絶を嫌い、拒絶された人に対しては敵対心が出てくる生き物なのでしょう。進化の過程でそのような本能がインプットされているとしたら、否定・拒絶によって相手をコントロールしようとするのは得策ではありません。
大切なのは相手を全面否定せずに自分の意見を伝えることです。
例えばですが、
「あなたのその意見は間違っている!」
「あなたの意見は分かりました。ただ、私は違う意見を持っています」
これらの発言をされた時に、どちらに反発心が生まれるでしょうか?
おそらく前者の方に、より強い反発心が生まれるのではないでしょうか?
「お前は間違っている」と真っ向否定してしまうと、相手も自分の正当性を証明するために反発するしかなくなります。しかし一旦相手の意見を受け入れることによって、相手が反発する理由がなくなります。
世の中には色々なコミュニケーションのテクニックがありますが、私が最も大切だと考えているものの一つです。
もちろん、口で言うほど簡単なことではありません。
人間とは習慣の生き物です。普段から人の意見を否定している人は、ゲーム中に否定する意見を出しやすくなります。
普段の生活の中でも、人の意見を受け入れるという姿勢を持ち、癖付けしていく必要があるのです。
聴く姿勢
2つ目のポイントは聴く姿勢です。人狼ゲームは話す方にスポットが当たりがちですが、聴く姿勢も非常に重要です。
話しかけている相手が、こちらの話を全く聞いている様子がなかったら、良い印象は抱かないと思います。逆にちゃんとうなずいてこちらの話を聞いてくれたら、好印象を持つのではないでしょうか。
人間関係において、裏技とかテクニックって重要度で言うと2割程度だと思います。
重要なのは「真剣に聴く姿勢」です。真剣に話を聴こうと思っていたら、自然と相づちを入れたり、頷いたりすると思います。目線も相手の目を見ますよね。
細かいところですが、そういった細かいことの積み重ねが大きな差になるのだと思います。
なぜ嫌われる行動を取ってしまうのか?
そもそも、なぜ嫌われる行動を取ってしまうのでしょうか?
不思議ではありませんか?
その理由については、他の記事で詳しくまとめたので参考にしてください。大げさに聞こえるかもしれませんが、極めて重要な内容です。
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嫌われ特性を直すのが難しい2つの理由
ここまで記事を読んでくださったなら「できることなら嫌われ特性を直したい」と感じてくださった方もいると思います。
ただ、残酷な現実をお伝えしなければいけません。この嫌われ特性は、簡単に直すことはできません。その理由についても解説しますね。
意外と本人は気づいていない
まず多くの人が、自分の嫌われ特性に気づいていないという現実があります。客観的に見ていると「えっ?」と思うことでも、渦中の人はなかなか気づきません。
自分を客観的に見るというのは、想像以上に難しいことなのです。そのため無意識に嫌われる行動を取ってしまうのでしょう。
本人に直接「それはやめた方がいい」と伝えても「えっ?なんで?」となったり、修正が難しい場合もあるのです。
性格を直すのが難しい
もう一つの理由は、そもそも性格を直すのが大変というのが挙げられます。
(私は直せないとは思っていません。ただ簡単な話ではないとお伝えしたいだけです)
長い年月をかけて形成された性格です。脳の神経回路も、よく使っている回路が強化されています。咄嗟の時には、強化されている回路を使いやすくなるわけですね。
もし普段から人の悪口を言う習慣がある人は、脳の回路が悪口を言う方に強化されています。冷静に考えると、これって怖いことですよね。悪口を言う習慣というのは、まさに「百害あって一利なし」です。
性格を直すというのは、強化された回路を無視して新しい回路を使うということです。それが簡単にできたら、誰も苦労しないですよね。当然、強化されている回路を使う方が楽で、強化されていない回路を使う方が大変です。
人間は楽な方に流れる傾向がありますから、染み付いた「嫌われ特性」を修正するのは大変な作業になるわけです。
しかも、自分の嫌な部分と向き合わなければいけません。それがまた辛い・・・
ただ先ほどお伝えしたように、私は性格を修正できないとは思っていません。人間、数年も経てば別人のように変わることがあります。
学生時代の友人が、数年ぶりに会ったら「別人のように変わっていた」という経験をお持ちの方もいると思います。
実は、私はいくつかの「嫌われ特性」を、時間をかけて修正してきました。正直、かなり大変でしたね。
今でも完璧とは言えませんが、一昔前と比べてだいぶマシになったと思います。
余程インパクトのある経験をしなければ、一瞬にして価値観や性格が変わることはありません。基本的には、日々の習慣の中でコツコツと修正していくしかないのです。
本気で「嫌われ特性」を直していきたいなら、以下のことを覚悟しなければいけません。
・性格や考え方を修正するのは大変だということ
・時間が掛かるということ
・嫌われ特性を持っている人とは付き合わないこと(思考が引っ張られるから)
千里の道も一歩からです。お互い頑張りましょう。
人狼ゲームに正解はない
ここまで長々と解説してきましたが、結局、人狼ゲームにおいて正解はないと思っています。
人狼ゲームに参加する人は、人狼ゲームを通じて何かを得ようとしていますよね。その得ようとしているものは、人によって様々なので、プレイスタイルに違いが出てくるのは仕方がないことです。
・ゲームに勝利する喜びを求めている人
・推理をして知的好奇心を満たそうとする人
・人狼で相手を出し抜いた時の感覚を得ようとしている人
・目立ちたい人、注目を浴びたい人
・「俺つえー」してチヤホヤされたい人
・マウントを取って自己顕示欲を満たしたい人
など。得たいと思うものは人それぞれです。得たいものが違う時点で、正解は人によって変わるわけです。
基本的には「ゲームに勝つこと」が全体の目標にはなりますが、個人的に手に入れたいものを手に入れられるなら、それはその人にとっての正解だと思うのです。
例えば、「周りの人との調和を大切にしつつゲームを楽しむ」が目的であれば、それが実現されるのがその人にとっての正解ですよね。だったら、そのゴールを目指すべきです。
「周りの人のことはどうでもいいから自分が勝ってマウントを取りたい」が目的であれば、とにかく勝つために手段を選ばずにゲームに取り組むべきです。
その人の正解を否定する権利は誰にもありません。基本的には、好きにプレイすればいいと思います。
ここでポイントになるのは、根底の価値観が違い過ぎる人と同村すると、お互いにストレスが発生するということです。
お互いの価値観を押し付け合うようになりますが、両者とも受け入れることができません。そのため、良い結果になりにくいのです。
同村するプレイヤーは超大切
結局、人狼ゲームにおいて重要なのは「同村するプレイヤーを選ぶこと」なのだと思います。
同じような価値観を持っている人と人狼ゲームをすれば、お互いストレスなくゲームを楽しむことができるからです。
もちろん、完璧に同じ価値観を持っている人はいません。そんな人がいるとしたら、ドッペルゲンガーくらいでしょう。
大切なのは「自分はどこまで許容できるか」を知ることです。許容範囲が広い人は価値観が離れている人と同村しても、大した問題にはならないでしょう。しかし許容範囲が狭い人は、ちょっとした価値観のズレでも大きなストレスになります。
これは人と比べるものではないので、自分なりの基準を持つことが大切です。
ちなみに、私は許容範囲が狭い方だと思います。自分の価値観とは離れ過ぎているプレイヤーを見ると、露骨に嫌な顔をします。
同じ人狼図鑑のプレイヤーでも、タカは許容範囲が広いタイプですね。相手を尊重できる良いプレイヤーです。
しかし、全員がタカのように許容範囲が広いとは限りません。少なくとも、私には真似できないです。
結局、人狼ゲームは誰とやるかが最も重要な要素です。
「価値観が合っていて楽しめるプレイヤーと同村する」
ここを外さなければ、人狼ゲームの満足度は飛躍的に上がることでしょう。
まとめ
今回の記事では人狼ゲームで嫌われてしまう人の特徴と、その改善方法について解説しました。7つ挙げた特徴で、当てはまっている数が多いほど嫌われる確率が高くなります。
誤解をして頂きたくないのは、全ての人に好かれるプレイヤーになってくださいと言いたいわけではありません。自分が求めているものを手に入れるためには、多少嫌われてもいいと思っている方は、全然問題ないと思います。
仮に多少嫌われ特性があるとしても、その特性を理解してくれる人と同村すれば良いわけです(少数派にはなると思いますが)
しかし、絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは、相手の気持ちを踏みにじるようなことを続けていると、周りから人が離れていく可能性が高くなるということ。周りから人が離れていくと、人狼ゲーム自体に参加できなくなってしまうということ。
そのリスクは、決して忘れてはいけないのです。
さっぽろ人狼図鑑プロデューサー おがぴー
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